群青色の話(17世紀、群青色は、金色を凌ぐ最も格調高い色だった!)

    家での出来事。
    子供が窓越しに、隅田川の護岸を見て、『なんであんな所(護岸)を群青色で塗るのだ?』という。
    確かに。。と思いつつスルー。ちなみに群青色とは、やや紫みを帯びた深い青色。

    群青の間数日後、何気なくテレビを見ていたら、
    金沢県の加賀藩の藩主 前田家の紹介番組。

    話の中で、『群青の間』というのが出て来た。
    何でも、ヨーロッパ文化の影響を強く受けた前田家が建てた歴史文化財の
    一部内装に使われているのが、群青色とのこと。

    この群青色、原料となる鉱石のラピスラズリは、17世紀には、大変高価で、純金よりも高価であったことから、“天空の破片”とも呼ばれたらしい。

    この群青色について、多くの逸話が絵画の世界にはある。

    真珠の耳飾の少女ヴァージナルの前に立つ女例えば、
    フェルメールの「真珠の耳飾の少女」。
    フェルメールの絵に見られる鮮やかな青は、
    フェルメール・ブルーとも呼ばれる。

    ラピスラズリから得られる青は、
    通常の青い絵具の百倍の値段がついたとされ、
    多くの画家は、聖母マリアのマントなどの限られた部分
    にしか使われないほど貴重な絵具であった。
    フェルメールは、この群青色を様々な作品にふんだんに利用した!

    一方、日本でも日常的な分野にも浸透している。

    例えば、
    小田急60000形電車の塗装に、「フェルメール・ブルー」を採用。
    その後、ブルネル賞(車両部門奨励賞)、グッドデザイン賞、および2009年ブルーリボン賞を受賞する。

    例えば、
    晴天率日本一の八ヶ岳の冬。
    その透明度の高い、深い空の色を「八ヶ岳ブルー」というそうだ。
    この「八ヶ岳ブルー」を、「フェルメール・ブルー」と呼ぶ人も多いそうだ。

    うーん。色は奥が深く歴史がある!

    話し戻り、隅田川の護岸。
    色の意味をどこまで考えた上での群青色なのだろうか?
    隅田川は、フランスのセーヌ川と姉妹関係があるそうだ。
    センスもピカイチであって欲しいと思う。

    今度、デザイン、印刷の提案の際に、
    こんな背景、歴史のある色を提案してみようと思いました。

    伝統色を使って、個性ある印刷ツールを作る!
    も参考にご覧ください。

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