ことのはじまりは、「エンデュミオンと叡智の書」(新潮文庫)という本でした。
この本の内容は、活版印刷技術による世界初の書物『四十二行聖書』に関する史実に基づき描かれた冒険ファンタジーでした。(世界17カ国で翻訳)
冒険ファンタジーではあるのですが、印刷ビジネスマンとして、大変興味深い資料(画像)を目にするきっかけとなりました。
それは、前述の活版印刷技術による世界最初の書物『四十二行聖書』の現物(世界に現存する3部のうちの1部)が、日本国内!慶應義塾大学に現存しているのです。
丸善が1987年にオークション(当時のレートで、7億8000万円!印刷本の落札価格としては当時の世界最高記録!)で落札したものを慶應義塾が1996年に購入し、慶応義塾大学HUMI(HUmanities Media Interface)プロジェクトとして、高精細な画像スキャニング技術を駆使し、前頁にわたる画像データとして、インターネット上に公開しています。
このデジタル加工を駆使したスキャニング技術が素晴らしく、文字周りの力強さ、用紙の重厚感・存在感、行間&字間の妙、600年前の年輪を感じる装丁など、いろいろな驚きに出会いました。
なかでも、金属版を版にした活版印刷による文字の力強さには、特筆する物があります。強い印圧(印刷する際の圧力)による、凹凸感(浮き出し感)は、普段目にしている印刷物とは、比べ物になりません。
以前、『伝統的、最高級印刷技術!凹版印刷(エングレービング印刷)』で紹介した、凹版印刷など、現金属板を利用した印刷方法は、凸版、凹版印刷技術に継承され、現在も脈々と実在します。
この存在感、力強さを表現する印刷物(主に、名刺、封筒、レターヘッドなど)の提供もプレスマンでは可能です。サンプル等ご希望の方は、お問合せください。
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