今回のアップグレードの目玉はブロックエディターの大きな改修になるようですが、あまりその辺りには触れないで使ってみようと思います。
参考にしたのは、以下のNaoko Takano氏の日本語訳になります。
画像の遅延読み込み
画像の遅延読み込み(lazy-load)がサポートされるようになりました。投稿に貼り付けた画像にはloading属性が付与されます。これにより、PageSpeed Insightsのスコア(Time To Interactive)の改善が期待できます。ログイン失敗を示す振動アニメーションが、prefers-reduced-motion
メディアクエリーでのユーザーの選択を尊重するようになりました。
ログイン失敗したときのフォームの振動がOSのreduce要求に従って、揺れる/揺れないをユーザーが選択できるようになりました。
CSSにreduceの記述が追加されてますね。@media (prefers-reduced-motion: reduce) {
.login form.shake {
animation: none;
transform: none;
}
}
フロントページで、カスタムロゴをフロントページにリンクしないようにしました。
元々、homeへのリンク(aタグ)になっていたのがspanタグに変わってました。ボタンをクリックするだけで、メディア画面やモーダルダイアログでのリンクをコピーできるようになりました。
意外と画像のURLをコピーする機会が多いので、これは地味に便利機能な気がします。XML サイトマップ
これまではサイトマップを生成するサードパーティープラグインやSEO対策用プラグインで出力していたXMLサイトマップですが、ついにコアに実装されました。 パーマリンク設定次第ですが、基本はhome_url( '/?sitemap=index' );
でアクセスできます。既にサードパーティープラグインや独自でXMLを出力している場合は、こちらの機能を無効化する必要があります。以下の2つの方法で無効化できるようです。
add_filter( 'wp_sitemaps_enabled', function( $is_enabled ) {
return false;
}, 10 );
または
remove_action( 'init', 'wp_sitemaps_get_server' );
jQueryのバージョンアップ
Beta3には入ってませんでしたが、jQueryのバージョンアップがロードマップに組み込まれてます。テストプラグインをインストールして準備しておけ、とのことです。
所感
コアのアップグレードのタイミングでBetaを試すというのは、以前はあまりやってこなかったのですが、5系になってからの進化の速度が尋常じゃないので、最近は人柱になるべくやるようになりました。今回はブロックエディターの大改修が目玉になるわけですが、それ以外の部分の変更も割と多く、私の頭が追いついていくにはもう少し時間が掛かりそうです。。