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AWSを使ってみよう!(その4) - S3のバックアップ

バックアップ取ってますか?

たまに、聞くと『ドキッ』とします。

S3の耐久性は、
99.999999999%
なんですが。。。

やっぱり、取った方が良いですよね。。。

S3には、
『クロスリージョン レプリケーション』(CRR)という
機能があります。

こちらは、
異なるリージョン(米国、オーストラリア等々)に、
コピーを置く機能になります。

今回は、
この機能を利用して、
日本以外のリージョンへバックアップを取りましょう!
※DR対策にもなりますか。。。

それでは開始です。。。

1.まずは、保存先のバケットを作成します。

US Standardで作ってみました。

2.保存先のバケットのバージョングの有効化

先ほど作成した、バケットのバージョニングを有効にします。
ここまでで、保存先のバケットの設定は完了です。

3.保存元のバケットのバージョングの有効化
<<ここからは保存元の設定になります>>


保存元のクロスリージョン レプリケーションを有効にします。

4.クロスリージョン レプリケーションの有効化

クロスリージョン レプリケーションを有効化し、
保存先のバケットを選択します。

5.IAMロールの作成/選択

新しいIAMロールを作成します。
既存のままで、動作します。


最後に[保存]します。


『クロスリージョン レプリケーションが有効化されています』
のメッセージが表示されていれば成功です。

6.
新規に画像をアップしてみましょう。
保存先のバケットにコピーされることが確認出来ると思います。

<<注意>>
実際に利用する場合は、
最初に、全ファイルを保存先にコピーしましょう。
後は、自動的にレプリケーションしてくれます。

これで、
耐久性:99.999999999%のストレージから
耐久性:99.999999999%のストレージへバックアップが
出来るようになりました。
※しかも、太平洋の向こう側です!!!

 以下にAWSがアピールしているメリットを記します。

 耐久性
 オブジェクトの 99.999999999% の耐久性を実現するように設計されています。
 http://aws.amazon.com/jp/s3/details/#durability

 低コスト
 お支払いは必要な分だけ。最低料金や前払い料金はありません。
 http://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/

 可用性
 Amazon S3 は、1 年でオブジェクトの可用性が 99.99% になるように設計されています。

 安全性
 Amazon S3 は、SSL でのデータ転送と、アップロード後のデータの自動暗号化をサポートします。
 http://aws.amazon.com/s3/details#security

 イベント通知の送信
 Amazon S3 は、オブジェクトがアップロードされたときにイベント通知を送信できます。
 https://aws.amazon.com/s3/details/#events

 高性能
 Amazon S3 は、ネットワークのスループットと回復性を最大化するのに役立つマルチパートアップロードをサポートし、
 エンドユーザーに近い AWS リージョンを選択してデータを保存することでネットワークレイテンシーを最小にできます。
 また、Amazon S3 は、レイテンシーが短く、データ転送速度が速く、最低使用料のないエンドユーザー向けの
 コンテンツ配信ウェブサービスである Amazon CloudFront と統合されます。

 統合済み
 Amazon S3 はその他の AWS サービスと統合されているため、Amazon S3 のデータを簡単にアップロード/ダウンロードでき、
 さまざまな AWS サービスを使用するソリューションの構築が容易になります。
 Amazon S3 の統合には、Amazon CloudFront、Amazon Kinesis、Amazon RDS、Amazon Glacier、Amazon EBS、Amazon DynamoDB、
 Amazon Redshift、Amazon Route 53、Amazon EMR、AWS Lambda が含まれます。

 使いやすさ
 Amazon S3 は、ウェブベースの管理コンソール、モバイルアプリケーション、完全な REST API や SDK と合わせて使用でき、
 サードパーティ製のテクノロジーと統合するのも簡単です。