やはり、料金は気になるところです。
S3にも、
無料枠が用意されています。
S3 - 料金
http://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/
AWSアカウントを新規で作成した場合に、
1年間だけ、有効になる『無料枠』(毎月)です。
以下が、S3の無料枠の内容になります。
1)Amazon S3 標準ストレージ
5GB
2)Getリクエスト
20,000回
3)Put リクエスト
2,000回
4)データ送信
15GB
無料枠が全て、有料になった場合は、
以下の料金になります。(東京リージョン)
1)Amazon S3 標準ストレージ
5GB
<課金>
最初の1TB/月 :$0.0330/GB
5GB × $0.0330/GB × 120円/ドル
= 19.8円
2)Get リクエスト
20,000リクエスト
<課金>
$0.0037 : 10,000 リクエストあたり
(20,000 ÷ 10,000) × $0.0037 × 120円/ドル
= 0.888円
3)Put リクエスト
2,000リクエスト
<課金>
$0.0047 : 1,000 リクエストあたり
(2,000 ÷ 1,000) × $0.0047 × 120円/ドル
= 1.128円
4)データ送信
15GB
<課金>
10TBまで/月 :$0.140/GB
ただし、最初の 1 GB/月(無料)
(15GB - 1GB) × $0.140/GB × 120円/ドル
= 235.2円
<合計>
257.016円/月
こちらを、高いと見るか安いと見るかなのですが。。。
S3の特徴として
1)耐久性:99.999999999%
2)可用性:99.99%
があげられます。
※バックアップとかいらなさそうですね。
もう少し現実的なところで、
(仮になりますが)具体的な数値を入れて、
確認してみましょう。
1)Amazon S3 標準ストレージ
情報量に左右されますが、
500MB
とします。
利用した分だけの課金になりますので、
レンタルサーバーの考えとは違ってきます。
※HD容量が決まられている場合、多いですよね。
0.5GB × $0.0330/GB × 120円/ドル
= 1.98円
2)Getリクエスト
※Firebugを利用
43件のリクエスト
とあります。
プレスマンのTOPページを閲覧すると、
43件の『Getリクエスト』が発生します。
1PV(ページビュー)で43リクエストです。
仮に
200PV/日
とすると、
9,400Getリクエスト/日
になります。
他のページもありますので
ここでは、2倍の数とします。
(9,400Getリクエスト/日 × 2倍(他ページ考慮) × 30日 ÷ 10,000) × $0.0037 × 120円/ドル
= 25.0416円
3)Putリクエスト
主に、コンテンツの入れ替えに発生します。
仮に
50Putリクエスト/日
とすると、
(50Putリクエスト/日 × 30日 ÷ 1,000) × $0.0047 × 120円/ドル
= 0.846円
4)データ送信
※Firebugを利用
625.8KB
とあります。
プレスマンのTOPページを見ると、
625.8KBの『データ送信』が発生します。
1PV(ページビュー)で625.8KBです。
仮に
200PV/日
とすると、
125.16MB/日
になります。
他のページもありますので
ここでは、2倍の数とします。
((125.16MB/日 × 2倍(他ページ考慮) × 30日) - 1GB) × $0.140/GB × 120円/ドル
= 109.3613円
<合計>
137.22888円/月
ざっくりとした確認になりましたが、
現在のサイトの転送料やHDの利用容量が分かりましたら
比べてみて下さい。
先ほども触れましたが、
耐久性、可用性がとても高いです。
以下にAWSがアピールしているメリットを記します。
耐久性
オブジェクトの 99.999999999% の耐久性を実現するように設計されています。
http://aws.amazon.com/jp/s3/details/#durability
低コスト
お支払いは必要な分だけ。最低料金や前払い料金はありません。
http://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/
可用性
Amazon S3 は、1 年でオブジェクトの可用性が 99.99% になるように設計されています。
安全性
Amazon S3 は、SSL でのデータ転送と、アップロード後のデータの自動暗号化をサポートします。
http://aws.amazon.com/s3/details#security
イベント通知の送信
Amazon S3 は、オブジェクトがアップロードされたときにイベント通知を送信できます。
https://aws.amazon.com/s3/details/#events
高性能
Amazon S3 は、ネットワークのスループットと回復性を最大化するのに役立つマルチパートアップロードをサポートし、
エンドユーザーに近い AWS リージョンを選択してデータを保存することでネットワークレイテンシーを最小にできます。
また、Amazon S3 は、レイテンシーが短く、データ転送速度が速く、最低使用料のないエンドユーザー向けの
コンテンツ配信ウェブサービスである Amazon CloudFront と統合されます。
統合済み
Amazon S3 はその他の AWS サービスと統合されているため、Amazon S3 のデータを簡単にアップロード/ダウンロードでき、
さまざまな AWS サービスを使用するソリューションの構築が容易になります。
Amazon S3 の統合には、Amazon CloudFront、Amazon Kinesis、Amazon RDS、Amazon Glacier、Amazon EBS、Amazon DynamoDB、
Amazon Redshift、Amazon Route 53、Amazon EMR、AWS Lambda が含まれます。
使いやすさ
Amazon S3 は、ウェブベースの管理コンソール、モバイルアプリケーション、完全な REST API や SDK と合わせて使用でき、
サードパーティ製のテクノロジーと統合するのも簡単です。